淡く薄い水色が美しいエンジェライト。
天使の名を冠するこの石は、その名と外見のイメージ通り、優しい癒やしの効果を持つ石だ。
しかしその癒やしの力は、その人の心の、魂の、人生の、とても深い部分に届く。ある種の哲学性―――そう呼ぶべきものすら感じられる石だ。
天使の力で「気付き」をもたらす石
天使を召喚する石とも信じられるエンジェライト。
その優しいエネルギーは、人生における大切なものに気付かせてくれるといわれている。
大切なものとは何だろう? 自分にとっての、人生の使命かも知れない。進むべき道かも知れない。生涯を共にする伴侶かも知れない。
しかしそれと同様に、エンジェライトはその人の身近にあるありふれたものの大切さも教えてくれる。
当たり前のように存在する家族や友達。何気なく使っている道具。なんとなく口に運んでいる食べ物。漫然とルーチンワーク的におこなっている日々の仕事。
深く考えるまでもなく、それらはすべてなくては困るものだ。
どれかひとつでもかけたら、その人は大いに困窮し、場合によっては生存すら危うくなるだろう。
普通に生きていると見失いがちな大切なもののありがたさを、感情や魂のレベルで思い出させてくれる―――エンジェライトはそんな石なのだ。
魂の奥底の「罪」を許し、浄化する
エンジェライトのもう一つの大いなる力は、「許し」だ。
何の罪も抱いてない人間は生まれたての赤ん坊くらいしかいない。すべての人間はその人生の中で何らかの罪を、罪悪感を背負い、それとなんとか折り合いを付けながら生きてゆくものだ。
しかしそれがうまくできない人もいる。罪悪感を引きずり続け、長い人生のなかで延々と己を責め、自分を罰そうとするのだ。
エンジェライトはそのようなひとの魂を救ってくれる。
心に痛みを持つ人は、エンジェライトを手に瞑想をしてみよう。
難しい瞑想をすることはない。エンジェライトに触れながら、椅子に座って、ただリラックスしよう。ベッドに横になっても構わないし、そのまま寝てしまってもいいだろう。
意識が目覚めた後、体と神経が非常にすっきりした感覚、心が軽く、やわらかくなったかのような感覚を覚えるだろう。
またそれだけではなく、瞑想ないし夢の中で、なんらかの「気付き」がもたらされているかも知れない。
もしそうなら、その「気付き」に思考を巡らせよう。なにか行動を起こすべきだと思ったなら、やってみることだ。それは内なる罪を浄化し、魂を癒す活動となるだろう。