あざやかで明るいオリーブグリーンの色合いが魅力的なペリドット。

 トパーズやサンストーン同様、太陽のパワーを持ち、所有者の性格やオーラを明るくポジティブなものに変えてくれるが、同時にちょっとクールというか、飄々とした性格もある。

マイペースなポジティブさと公正な他者評価

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 ペリドットはマイペースなポジティブさをもたらしてくれる石だ。

 パワーストーンがきっかけで性格や思考が良い方向に向かうと、その一方で相も変わらずネガティブな思考をする人々のことが気になってしまったりするものである。

 そういう人々を「軽蔑」したり「批判」したりしたくなる―――そういう、これまでとは別種の「傲慢」なネガティブさが、心の中に芽生えてきてしまうのだ。

 いうまでもなくそんな「傲慢」なネガティブさは正しいものではないし、その人の心身や運勢に有益なものでもない。

 そういった感情に自らが苦しめられそうになったとき―――ペリドットを身につけるとすっと心が軽くなるかも知れない。

 ペリドットの所有者は、他人のどんな在り方を見ても、

「自分は自分、ひとはひと」

 と割り切れるようになる。

 他者の「欠点に見える部分」にも批判的になることもなく、

「物事は万事、塞翁が馬。なにが正しいかなんて、神のみぞ知る、だからね」

 というような感じで、肯定するでもなく否定するでもなく、飄々と受け入れられるようになる。

 別に他人に無関心なわけではない。他人の欠点やアクの強さのようなものも含めて、その人の「個性」として愛することができるのだ。

 その性格も、オーラも、ライトで軽快なものになるが、そこには「清濁併せ飲む」器の大きさ、懐の深さのようなものがある。

ビジネスや商売の世界で有益なペリドット

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 ペリドットは、実はビジネスの場で非常に有効なパワー持つ石だ。

 例えば仕事で「才能あって優秀だけれど性格に癖のある人材」たちをまとめねばならないような場合、ペリドットは大いなる助けとなることだろう。

 ペリドットの持ち主はそんな人材たちの癖の強い個性を自然な態度で愛し、尊重することができるようになるだろうし、人材たちもまた、そんなリーダーに次第と心を開き、力を十全に貸してくれることになるだろう。

 それでなくても、欠点のない人間はいない。多くの人々は、そんな自分の欠点をいつか誰かに槍玉にあげられるのではないかとつねにビクビクしているものだ。

 ひとの欠点を責めず、個性の一種として受け入れてくれる(それもわざとらしさや重苦しさのないライトな態度で)ペリドットの持ち主は、自然と人々の支持を得ることだろう。

柔軟な思考と軽快な決断力

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 またビジネスや商売、しばしばにして柔軟な対応も必要とされるもの。

 柔軟な対応とは? ざっくばらんにいえば、ちょっとした「ズル」に類するような行為だ。

 もちろん重大な不正行為や誰かを不幸にするような行為はすべきではないが、物事の効率化、そして目的達成のため「少し融通を利かせる」程度の行為はできねば、優秀な人材とは認めて貰えぬものだ。

 潔癖に規則や道理を守ろうとする態度は真面目に見えるかも知れないが、周囲から見れば「融通の利かない不便な堅物」という評価になってしまうのが現実である。

 ペリドットの持ち主はそのような「柔軟な対応」を必要とする場においても軽快に機転を利かせ、適切な対応ができるようになる。

 もちろんやり方を間違えたりするとひどいことになるかも知れないので、難しいところではあるのだが……その難しいところをうまくできるようサポートしてくれるのがペリドットなのだ。

 またもし失敗し、ペナルティを得るようなことになったとしても、それはそれでやはりライトに軽快に、かつ懐深く受け入れ、上手に処理し、自身の成長につなげられるようになるだろう。

世界を楽しむパワーストーン

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 人生も世の中も、綺麗なものだけではない。醜いものも、不快なものも存在する(そのような評価をすること自体が、人間の生み出した「醜いもの」ではあるのだが)。

 ペリドットはそういう世界をあるがままに受け入れ、楽しむ手助けをしてくれる。
 
 もちろん、「黄色」や「太陽」という性質が、自然と幸運や金運を招いてくれることもわすれてはならない。