和名では沸石とも呼ばれるゼオライト。
その内部に水分を含んでおり、過熱するとその水分が沸騰しているように見えるためこの名が付けられた。
パワーストーンとしては、やわらかな白い色合いのものが一般的だ。
悪いエネルギーを吸着・浄化してくれる石
ゼオライトは内部に多くの「隙間」を持つ構造となっており、そこに様々なものを吸収・吸着することができる。
その特殊な性質ゆえ、
- 防臭
- 湿度調整
- 濾過
- 毒素やアンモニア等の吸着
等々、工業や科学の現場において、様々に活用されている石だ。
パワーストーン的には、ゼオライトは古くから浄化とヒーリングの力を持つ石として扱われてきた。
前述の吸収・吸着の力で、目に見えない毒素、さらにはそれより微細な「自身や他者のネガティブな思念」「害ある悪いエネルギー」をも吸い取ってくれるからである。
また純白のゼオライトは、持ち主の精神レベルを高め、直感力や洞察力を向上させ、所有者にすばらしい瞑想をもたらすともいわれている。
瞑想において、過去の記憶を呼び覚まし、そこに痛みや負の感情があるならそれを吸収し、癒し、いま現在を健やかに生きてゆけるよう、心身を理想的な状態にしてくれるのである。
その浄化の力は、アクセサリーとして身につける場合だけでなく、置物として部屋に置いておく際にも有効だ。
屋内に溜まりがちなよどんだエネルギーを、ゼオライトがすべて吸収し、綺麗にしてくれるだろう。
目的に応じて、適切なパワーストーンと組み合わせよう
なおゼオライトは、前述の通りとても特殊な性質を持つが、それ単体ではそれほど強い力を持つパワーストーンとはいえない。
正にせよ負にせよ、吸着したエネルギーがあまりに大きい場合、ゼオライトではそれをうまく処理しきれない可能性もある。
そこで目的に応じ、ゼオライトを他の力あるパワーストーンと組み合わせるという方法がある。
例えば浄化が目的なら、その定番、水晶やアメジストと組み合わせると良いだろう。
ゼオライトが諸々の悪いエネルギーを吸着し、その浄化を水晶やアメジストが助ける、という形が取れるからだ。双方のパワーストーンが、互いに浄化し合う作用も期待できる。
またゼオライトはあらゆるエネルギーを吸収するので、願掛けとして、祈りや願望などの思念を吸い込ませることにも適しているが、やはりゼオライト自体に大きな願いを叶えるパワーがあるとはいえない。
そこでその場合も、他のパワーストーンと同時に身につけることで、ゼオライトが他の石に願い事を伝達してくれるようになる。
複数のパワーストーンを使ったビーズアクセサリーを作るならば、「願望伝達要員」として、その中にゼオライトを含ませておくことは、なかなか賢い方法といえる。