驚くべき宇宙からのパワーストーン、ギベオン。

 その名は発見地であるナミビアのギベオンという地域に由来する。

 そのパワーは宇宙の神秘で我々の意識や潜在能力を目覚めさせつつ、一方ではごく当たり前の大切なものの存在に気付かせてもくれる。

ギベオンは「変革」と「進化」をもたらす

Shooting, Star

 ギベオンは遙かなる時を経て宇宙を旅し、約4億5千万年前に地球に飛来したといわれている。

 それゆえに、当然ながらそのエネルギーは極めて強力で、かつ独特だ。

 ギベオンがもたらす効果は、「変革」そして「進化」である。

 SF小説にして映画としても有名な「2001年宇宙の旅」に、“モノリス”という生命に進化をもたらす物質(?)が登場するが、それと似ているかも知れない。

 もちろん映画ほど劇的で異様な変化を与えるわけではないが、ギベオンの所有者はこれまでにない価値観、意識の在り方、思想などを得るようになり、さらにその影響力はじっくりと、周囲の人々にも伝播するようになる。

 自分を中心に、人類の進化と変革を推し進めることになるのだ。

 また一方で、ギベオンは多くのパワーストーンの中でも際だって強い「グラウンディング性」を持つ石でもある。

 グラウンディング―――すなわち「地に足をしっかりと付け」何事に動じず、揺らぐことなく信念を抱くパワーだ。

 実際、ギベオンを持つと、自分の足の裏が地面に吸い付くような感覚を覚え、非常な心身の安定を感じる、という人もいる。

 これはギベオンという隕石が重力に引かれて地球へやってきたからだといわれている。

 ギベオンには地球の核へといまも向かわんとする力がある。そのエネルギーが、グラウンディングという形で所有者に影響を及ぼしているわけだ。

 ギベオンがふさわしいのは、どのような職業の人々だろうか?

 思想家? 芸術家? 宗教家? ベンチャービジネスの経営者? ―――ともあれ、新たな思想を持つ、新時代のリーダーとなるような人々だろう。

 ギベオンがそのような人々の力となるのは、宇宙エネルギーとグラウンディングの力、その双方を持ち合わせているからだ。

 ただ斬新で突飛なアイディアを口にしても、人々の理解を得られなければ、ただの変な人間と思われるだけだ。

 ギベオンがもたらすグラウンディングパワーは、持ち主を誰の目にもしっかりした立派な存在に見せる。

 当然その人が語る、宇宙パワーがもたらした新たな思想にも、多くの人を納得させ引きつける「説得力」が生じてくる。

 新時代のアイディアを実現する、現実的な実行力をもたらしてくれることも、またいうまでもない。

何億年も前から地球に在る異邦者

地球

 遙かなる時を経て、地球へとやってきたギベオン。

 異邦者でありながら、しかし地球の住人ということでは、我々の大先輩でもある。

 ギベオンが地球に飛来したのは約4億5千万年前。

 その後は古代から、原住民たちの武器や道具として利用されてきたといわれている。

 この文章を書いている私が、読んでいるあなたが、この世に生まれる遙かむかしから、ギベオンは地球に存在したのだ。

 そんなギベオンであるから、現在のこの地球上において、ちょっと特殊なポジションを得ている存在ともいえる。

 特別な「外部相談役」「ご意見番」とでもいうべきポジションだろうか。

 例えばだが、すばらしい故郷に住んでいるというのに、その場所の価値に気付かず、資源や環境を粗末に扱ってしまうというのはありがちな話だ。

 そういうとき、外からやってきた人の意見を受けて、自分たちがありふれたものだと思ってきた故郷のすばらしさや価値を再認識させられる、ということがある。

 外部の人だからこそ見える本質というものがあり、それ故にできる助言というのもある。

 それはとても貴重なもので、そこに住む人々の本当に大切なものを守らせ、一方では発展と恩恵をもたらしてくれる。

 これはギベオンを長年持ち続けた人に最終的に起こることだが―――ギベオンはそのような「外からの意見」を持ち主に伝える。

 遙かなる宇宙の旅を経験した後、4億5千万年にわたって地球を見守り続けてきたギベオン。その意見は冷静で的確、そして愛情深いものがある。

 我々は母なる地球と共にどうあるべきなのか、地球に対して何をすべきなのか―――ギベオンを持ち続けてきた人は、いつしかそのような主題についての考えが、しばしば頭の中に浮かんでくることに気付くだろう。

 やがてギベオンの持ち主の中に形成されるのは―――宇宙由来のものを身につけているにもかかわらず―――地球人類としての確固としたアイデンティティになる。

 地球人として何を本当に大切にすべきなのか―――それを悟り、この星の大地にしっかりと足を付けて、たくましく生きてゆくようになるのである。