日本名では「滑石」と呼ばれる「talc(タルク)」。

 そのなかでも石鹸を思わせるような滑らかなピンク色をしたものが、ピンクタルク、あるいはソープストーンと呼ばれる。

 見ているだけで、やわらかく、あたたかく、どこか爽やかな気分にさせてくれる石だ。

やわらかくなめらかなオーラで人の信頼を得る石

 ソープストーンすなわち滑石は、鉱物の世界においてひとつの基準とされている石でもある。

 なんの基準か? ―――それは硬度だ。

 ダイヤモンドの「10」を頂点とする「モース硬度(相対硬度)」。そのモース硬度における最低硬度「1」が、この滑石の硬さとされている。

 極めてやわらかく傷つきやすい石なので、取り扱いは丁寧にしてあげよう。

 パワーストーン的には、ソープストーンは持ち主の精神を安定させ、その雰囲気やオーラをやわらかいものに変えてくれるといわれている。

 その結果として周囲との人間関係は円滑となり、良き信頼関係が築けるようになる。

 なかなかに優秀な、人間関係のお守りであるのだ。

持ち主に「清潔感」をもたらす

 またソープストーンはその名の通り、持ち主の精神を「石鹸で洗った」かのように綺麗にしてくれる石でもある。

 日々の疲れやストレスで、心によどみのような物が溜まっている方は、ソープストーンを持つことでそれが綺麗に洗い流される感覚を覚えるだろう。

 とても質の高い癒やしとリラックスを感じられるはずだ。

 またそうして綺麗になった精神は、やがてその人のオーラも、その人の肉体も綺麗にしてくれる。

 人の「見栄え」において最も重要であるのは「清潔感」であるという。

 ソープストーンはその「清潔感」を、持ち主の心身やオーラにもたらしてくれる。

 そういう点でも、他者の支持や信頼を得たり、好感を得たりするのに秀でたパワーストーンといえよう。