不思議な模様にとても濃い緑色を持つヴァーダイト。
「グリーンゴールド」すなわち「緑の黄金」という異名を持つこの石は、上質なものになるとエメラルドやペリドットに匹敵するほどの美しさを持つ。
南アフリカの一部のみで産出されるヴァーダイト。アフリカの大自然―――その混沌といってもいいほどパワフルな力が練り固まったかのようなパワーストーンだ。
仕事に励む人を助ける石
産地たる南アフリカのシャーマニック文化において、ヴァーダイトは大きな意味、そして力を秘めていたとされる。
病の治療、毒や呪いからの解放、精霊たちの加護―――またこの石を身につけることで、神々の知恵や知識が身につくと信じられてきたのだ。
ヴァーダイトはまず持ち主の心を穏やかに静め、思考力や知性を高める。
そうして安定した精神は、自然なやる気と意欲を引き起こす。
物事に対する不安の気持ちを取り除き、怠惰や怠慢に堕すことのないようにする。
うまくいかないことがあったとしても、持ち主の心をうまく支え、励ましてくれる。
ヴァーダイトを持つ人は、人生において挫折的な経験を味わったとしても、スムーズに立ち直ることができるだろう。
心理的にも、肉体的にもタフになり、厳しく困難な状況においても、最後までなすべき事を成し遂げられるようになる。
このように、ヴァーダイトは仕事に励み家族を守る人を強力にサポートするパワーストーンといえるのだ。
のびのびした恋愛を助けるヴァーダイト
ヴァーダイトのもう一つの大きな効果として、恋愛に対するものがある。
ヴァーダイトの持ち主は、とても穏やかで冷静な人格となりつつも、こと恋愛に関しては積極的な性質となる。
これはヴァーダイトが、大自然ののびのびとした奔放なエネルギーも象徴しているからだ。
植物が好きにその枝葉を伸ばし、繁殖に励もうとするように、ヴァーダイトの持ち主もまた、ごく当たり前のナチュラルな欲求としての恋愛を求めるようになる。
一方、他者―――ヴァーダイトの持ち主からアプローチをかけられる側を含めた―――から見ると、ヴァーダイトの主の恋愛に対する積極性は決してイヤらしいものではなく、ごく自然で魅力的なものに感じらる。
繁殖を求める本能は誰しも自然なもの。
歪んだところのない真っ当な生殖欲求を示すヴァーダイトの持ち主は、いつのまにか異性から多くの好意を向けられることとなるだろう。